探検ロマン世界遺産「広島・厳島神社」

ニガウリ

 涼しくなったが、まだ、アサガオが咲いている。
 思いもかけなかった場所で、ニガウリの実を収穫する。なんとも嬉しいものだ。長さが三十一センチで、二三〇グラムあった。蔓(つる)の先に、黄色い小さな花が咲いている。小さな実も育っているのだった。
 ニガウリの蔓が随分と遠くまで伸びている。それで、ひょっこり離れた蔓の先っぽで見つかるのだ。
 蕪村の句に、

葉に蔓にいとはれがほや種瓢(たねふくべ)*1 

 安永四年八月十日の句である。
 ニガウリの蔓を見ていると、ふと岡田史子の「赤い蔓草」という作品を思い出した。「COM」の作品ですね。四方田犬彦が、岡田史子帷子耀の消息のことを書いていたが、わたしの場合は、マンガは茂谷いずみ、詩人は田辺美砂かな。
 尋ね人の時間ではないが、今どうしているんでしょうね。
 NHKテレビで、「探検ロマン世界遺産」が、「海上の社殿 祈りは時を越えて〜広島・厳島神社〜」というタイトルで、明日、放送されるらしい。これは、是非とも見なくては・・・。
 
 参照:「NHK世界遺産の旅」http://www.nhk.or.jp/sekaiisan/card/cardr091.html

 先週から、鶴見俊輔上野千鶴子小熊英二の『戦争が遺したもの』(新曜社)を読み始めている。副題に、「鶴見俊輔に戦後世代が聞く」。
戦争が遺したもの


 

*1:「がほ」は、常用漢字にない漢字。