津軽弁の詩集『まるめろ』

パセリ

 野菜のパセリの苗も植える。園芸店のひとが、苗の成長具合を見て、「もう食べれますよ。」
 昨夜のNHK教育テレビの「視点・論点」で、「方言の横町バまがたら」と題して、詩人のアーサー・ビナードさんが出演していた。
 津軽弁の詩集『まるめろ』を、英語に翻訳するに至った経緯と、作者の高木恭造津軽弁による詩の魅力について語られていた。
 『まるめろ』の中から、「宵祭」という津軽弁の詩を英訳したときに、方言のもっている言葉の豊かさを表すのに、英語ではどうしても長い文になる、と言う。

 宵祭(ヨミヤ)
 子守女(アダゴ)の背中(セナガ)で神楽の笛コネあづましぐ眠(ネ)てる少年(ワラシ)の懐中(フトゴ)でドンドロだの鼠花火だのア温(ヌグ)ぐなてだネ

  「The Night Festival」と英訳した詩を、ビナードさんが朗読する。うーむ。津軽弁を英訳すると、いわば日本語の骨格が見えるようですね。