イチジク畑にイチジクが熟している。実が裂けているのも見られる。
夜は、ラジオ深夜便で「読書で豊かに」を聴く。明石勇アナウンサーの担当日である。毎月、楽しみにしている番組。
ないとガイド「読書で豊かに」は、今月の出演は荒川洋治さんで、四冊の本を紹介している。
一冊目は、ささめやゆきの『はだかのカエルとはだしのライオン』(講談社)。
二冊目は、アイザック・B・シンガーの『愛のイエントル 』(晶文社)邦高忠二訳。
三冊目は耕治人の『そうかもしれない』(武蔵野書房)で、「一条の光」「天井から降る哀しい音」「どんなご縁で」「そうかもしれない」を収めている。
四冊目は、小山鉄郎著・白川静監修の『白川静さんに学ぶ 漢字は楽しい』(共同通信社)。
耕さんの本名は、たがやすさんという名前で、「こう」は筆名という。
老いと書くということをめぐって荒川洋治さんの話が面白かった。『そうかもしれない』は、映画化もされた。上映期間が短かったので観れなかった。
荒川さんが、作品集の中では「一条の光」の中に、「そうかもしれない」の原点があると話されていた。耕治人さんの一番苦しいときの作品である「一条の光」は名作であるとも強調されていたのが印象に残る。
四冊目の白川さんの本も、話を聴いていると面白そうである。
来月は、青山南さんが「読書で豊かに」に出演するそうだ。