川を渡っていると川面(かわも)にヒドリガモや海鵜がいた。海鵜は単独で潜っては浮かび上がっている。一度潜ると十メートルほど離れて水面に姿を現わす。
夕方の南の空に三日月が昇っていた。蕪村の句に、「寒月や門をたゝけば沓(くつ)の音」。明和五年十一月四日の句である。*1
昨夜のNHK教育テレビの「視点・論点」は、「森の奥なる柔らかきもの」と題した松岡正剛の南方熊楠をめぐる話だった。
そういえば、茂木健一郎と松岡正剛の対談『脳と日本人』(文藝春秋)の新刊が気になる。
多田道太郎の『変身放火論』1998年(講談社)を読み始める。
ブックオフで三冊、購入。
星新一『きまぐれフレンドシップ』1980年(奇想天外社)
ミラン・クンデラ『存在の耐えられない軽さ』1993年(集英社)
ウンベルト・エーコ『フーコーの振り子 上』1993年(文藝春秋)
*1:脚注に、門をたゝけば―賈島「僧ハ敲ク月下ノ門」(『三体詩』三、李疑幽居ニ題ス)。