『タロットカード殺人事件』

 ウディ・アレンが監督・脚本の映画『タロットカード殺人事件』(原題:SCOOP)を、シネツイン1で観た。最終上映時間の回で、観客は10人ほどだった。
 軽快なミステリー・コメディ映画、笑わせてくれますね。犯行現場にタロットカードを残して去る、ロンドンを舞台にした連続殺人事件の犯人を、アメリカの女子学生(スカーレット・ヨハンソン)と手品師(ウディ・アレン)の二人で探偵する。犯人逮捕のきっかけになる助言を与える亡霊も登場して、二人に協力する。
 そういった人を喰ったような話だが、アメリカのユダヤ人の手品師を演じるウディ・アレン狂言回し役で、ウィットとユーモアのセリフもあって笑った。こんな笑いのある映画は久しぶりである。それと映画に流れる交響曲が映像にマッチしていて快い。
 シネツイン1で『エンドマーク』2008年1月号をもらった。エンド・クレジットに「表紙他一部カラーとなり、二〇〇八年心機一転!! 皆様との共有共感の幸せを感じています。今年もご愛顧のほど。」とある。総支配人の蔵本さんの言葉だ。映画は映画館で。
 映画館へ行く前に、ブックオフへ寄り、2冊購入。
 パオロ・マッツァリーノ反社会学講座』(イースト・プレス
 丸谷才一山崎正和『二十世紀を読む』1996年(中央公論社