「とんち教室」復活

ソメイヨシノ

 午後三時過ぎから雨になる。この雨で夜桜見物や花見酒はもう終わりかな。
 昨夜、NHKラジオの番組で「新・話の泉」を聴いた。
 今月(四月)から第一火曜日と第二火曜日が放送時間で、月二回の放送である。
 第一火曜日(1日)は聴き逃していた。今回の出演者が立川談志山藤章二嵐山光三郎毒蝮三太夫松尾貴史で、司会が渡邊あゆみアナウンサーである。
 北京オリンピックが近づいて来た。第一問がアフリカの国53ありますが、国を挙げてください。
 渡邊アナウンサーが質問する。国名を挙げながら、遠いアフリカへ思いをいたしてみました、といって前半の話題が終る。

 ゲストコーナーは飯田朝子さんが出演。『アイドルのウエストはなぜ58センチなのか』の著者で、ものの数え方をめぐる話であった。
 たとえば、飯田さんのものの数え方調査というのは、寿司屋へ鮨の数え方調査(鮨を食べ)に出かけ、魚の数え方を店の人に聞いて見る。
 魚の数え方の調査でのエピソードなど聴いていてとても楽しい。
 蟹は一匹、一ぱい、一尾(び)・・・・各地の漁港に行って数え方を調べる。うーん。ものの数え方は奥が深いですね。

 このあと、「宝の山」として、家元立川談志のコレクションから、東武蔵(あずまむさし)の浪曲で『明石の夜嵐』(あかしのよあらし)を聴いた。
 それから、なんと今回から第二週に、「新・とんち教室」が復活である。
 「新・とんち教室」の問題は、「すごいものは?」 新趣向の宿題です。
 例として、「とんち教室」とは、どんなものか知らない人に、次のように説明があった。
 昭和22年に考え出されたもの(番組の企画)で、たとえば「猫の足音をラジオで聴かせるにはどうすればいいですか?」
 この質問に対して、毒蝮さんは、「猫の足裏に隠しマイクを付ける」と答え、 嵐山さんは「枯葉を撒(ま)く」と答える。
 司会の渡邊あゆみアナウンサーが、当時の名答としては「ピアノの上を歩かせます、というのがあったそうです」とそんな風に考えていただきたいんですよ。
 「とんち教室」は「ユーモアのセンスを競うものとします」
アイドルのウエストはなぜ58センチなのか―数のサブリミナル効果