「新・話の泉」を聴く

アブラゼミ

 連日の熱帯夜で、朝からはセミが鳴き始める。
 蕪村の句に、「半日の閑(かん)を榎(えのき)やせみの声」。明和三年六月二日の句である。
 夜、NHKラジオの「新・話の泉」を聴いた。
 出演者は立川談志山藤章二嵐山光三郎毒蝮三太夫松尾貴史の各氏で、司会は渡邊あゆみアナウンサーである。
 冒頭、「払いやすい税金はないだろうか?」という問題から始まった。
 美人税、グルメ税、メタボ税などを回答者が答える。
 「世の中審議会」は女のたしなみをめぐって出演者が談話する。車内で化粧をすることの是非などを話す。その回答に会場から笑い声があがった。
 そのあと、「新とんち教室」になる。
 面白いと言われるなかで、面白くないものとは何か?
 ちょっと覗いて見たいものは? 一流料亭の調理場。
 これだけは、見たくないものは?
 落語検定の問題になる。落語には動物が出てくる落語がある。
 五問出します。談志が落語の冒頭を五問語る。題名を当てて下さい。
 そのあと、先月の落語検定の答えと正解者の発表があった。
 家元の「世界のジョーク」があって「月があんまりきれいなので、歩いて帰って来たんだ。」という小話で番組が終わる。