立秋が過ぎてアサガオの花は、今が盛りと咲いている。
今朝のアサガオは落ち着いた色の花でふちが白い。じっくり眺める。
園芸店で選んだ苗が、育って美しい花をつけるのは嬉しいものだ。
蕪村の句に、「朝がほや一輪深き渕のいろ」。
先週から田之倉稔の『林達夫・回想のイタリア旅行』(イタリア書房)を読みはじめる。
写真と註が興味深いので、寄り道の多い読書になりそうだ。
ヴェネツィアのトルチェッロ島にあるチプリアーニというレストランで、食卓をかこみながらの雑談で弟の林三郎氏のことに林さんが触れたことをめぐって、田之倉さんの文が読ませる。
註に記される人物にも興味を引くものがある。急ぐ旅ではないのでじっくり読もう。