産経新聞(ネット)の「週末読む、観る」で「いとうせいこうが読む カレル・チャペック著『園芸家の一年』」と題した書評を読んだ。おやおや、チャペックといえばチェコの人ですね。
『〈新装版〉園芸家の一年』カレル・チャペック著、飯島周訳に触れて、いとうせいこうは、
《もし私が、人生の終わり間際に一冊だけ随筆を読んでいいと言われたら、この本を選ぶだろう。
そして、もし私が、もう一度人生をやり直していいと言われたら、その新しい人生において初めて読むべき随筆も同じである。》
と、文を結んでいるのだった。
ふむふむ。書評の鼻息にあおられて、カレル・チャペックの本を久しぶりに本棚から手にとってみる。持っているのは小松太郎訳の『園芸家12カ月』(中公文庫)の方なのだ。1980年9版である。
「6月の園芸家」の中に「野菜つくり」という文があり、コールラビに触れている箇所があるので、なにか参考になるかなと思い読む。
9月26日のNHK教育テレビの「趣味の園芸」という番組で《やさいの時間「不思議な西洋野菜!コールラビの植えつけ」》を観て興味を持っていたのでね。
コールラビとはドイツ語で「キャベツカブ」という意味があるらしい。
今はコールラビの植え付けの時期のようですね。
この番組は藤田智氏の野菜をめぐる解説が楽しい。
参照:カレル・チャペック著『園芸家の一年』http://sankei.jp.msn.com/culture/books/080928/bks0809280916008-n1.htm