2008-11-03 落穂拾ひ日あたる方へあゆみ行 夕方、南の空に三日月が、その右隣に木星が並んで輝いていた。高度は三十度ほどか。このように接近しているのは珍しい。 南西には金星が光っている。こちらは二十度ほどの高さだ。 街路樹のシラカシの木の下にドングリが散らばっている。 蕪村の句に、「落穂拾(ひろ)ひ日あたる方(かた)へあゆみ行(ゆく)」。 『芸術新潮』10月号、「特集・没後10年 須賀敦子が愛したもの」を読み始める。