文具の雑誌から

 ステーショナリーフリーマガジン【ブンツウ】2008年12月号を、老舗文具店でもらう。
 読者が選ぶベスト文具2008BUN2大賞結果発表。それによると、
 大賞(第一位)フリクションボール(パイロットコーポレーション
 準大賞(第二位)クルトガ三菱鉛筆
 第三位ジェットストリーム三菱鉛筆
 フリクションボールというのは摩擦熱で筆跡が消えるボールペン。
 クルトガというのは書くたびに芯(しん)が回転するシャープ。
 ジェットストリームというのは、濃くなめらかに書ける油性ボールペン。
 22日、書店で『scripta』no.10をもらう。斎藤美奈子の連載は『赤頭巾ちゃん気をつけて』について。
 池田晶子の『人生は愉快だ』の冒頭あたりを読む。ちょっと中村天風の認識論に近い印象。
 『イラストレーション』2008年9月号で「宇野亜喜良が選んだ名画50」を見る。
「宇野さん、ホントはどうなんですか」からは、「収録できなかった作家について」(48ページ)

 理由があって載せられなかったのが10数点ある。(中略)スタインバーグは載ると面白かった。「ニューヨーカー」とか雑誌で出てきた人で絵の中のシークエンスが面白い。前衛的です。漫画家なんだけど、80年代くらいで現代美術の作家になるんですね。それも本人はなろうとしてないのに、周りの皆が認めた。そこも面白いですね。*1

 気になった新刊二冊。
 正津勉著『河童芋銭 小説小川芋銭』(河出書房新社
 中野翠の「サンデー毎日」連載のコラムをまとめた新刊タイトルは『ラクガキ いっぷく』(毎日新聞社)に決まったようだ。
河童芋銭----小説小川芋銭ラクガキ いっぷく

*1:スタインバーグはソール・スタインバーグ