年末の葉牡丹

葉牡丹

 気温が10度にも上がらず、ぶるぶる底冷えのする一日だった。
 寒風の中で山茶花(さざんか)の花が紅色で満開だ。葉牡丹の薄紫色が見事だ。
 夕方、南西の空に月と金星が接近していた。金星は高度が35度位で月は三日月だった。
 『群像』2009年1月号に蓮實重彦の「映画時評」の連載が始まっている。第一回はアレクサンドル・ソクーロフ監督の映画『チェチェンへ アレクサンドラの旅』論である。
『太陽』よりは期待できそうだ。アレクサンドル・ソクーロフといえば、『ロシアン・エレジー』という映画が思い出される。
 夜、紅白歌合戦を見ながら年越しそばを食べた。
 今日は大晦日(おおみそか)であるので、大晦日の情景が浮かぶような句はと蕪村の句集を見ると、次のような句が、「いざや寐(ね)ん元日(ぐわんじつ)は又翌(あす)の事」。
さようなら。2008年。迎える新年が良い年でありますように!