「新・話の泉」を聴く

梅のつぼみ

 梅のつぼみがほんのり膨らんでいる。昨日の夕方、上弦になりつつある月を南に高く見上げた。南西には金星が明るい。高度は40度くらいであった。
 蕪村の句に、「しら梅の枯木にもどる月夜哉」。
 今夜は節分で、鬼打ちの豆を撒いて海苔巻きを食べる。
 夜、NHKラジオの番組「新・話の泉」を聴いた。毎月第一火曜日と第二火曜日に放送されている。出演は立川談志山藤章二嵐山光三郎毒蝮三太夫松尾貴史の各氏で、司会は渡邊あゆみアナウンサーである。
 冒頭の「登場のひとこと」は、皆さん「いま何考えてる?」と、司会の渡邊あゆみアナウンサーの質問からはじまった。
 その後、突然、「反乱軍」へ向けての2.26事件当時のラジオの音声が放送される。そのアナウンサーの語る言葉から連想される四字熟語から、四文字の熟語、四字熟語で日本の歴史を振り返ってみましょう。と、渡邊アナウンサーが話す。
 回答は、天孫降臨邪馬台国大化改新、和同開珎、大仏開眼(かいげん)、検非違使(けびいし)、末法思想、戦国時代、南蛮貿易士農工商、参勤交代、赤穂浪士、解体新書、尊皇攘夷、文明開化、廃仏毀釈(きしゃく)、富国強兵、大正浪漫、学童疎開、縁故疎開、鬼畜米英、玉音放送、所得倍増、企業戦士、金融危機、派遣受難・・・。
 悲憤慷慨「世の中審議会」は、奇跡と幸運はどう違うのか? を、めぐっての談話が出演者で盛りあがった。この問題は、とても考えさせられる。
 松尾さんのインターネットでわら人形を売っているという話に笑う。
 数字の入った話題は嫌われるんですが、と司会が言い、あえて数字の問題になる。
 日本にスズメが何羽いるか? *1
 日本語の乱れについてのアンケートの結果とその数字。
 といった話題があって、接客用語に多くみられるという。
 この番組は今回で63回目になるそうだ。家元は63回もつづけて出演していることになる。
 今後ともよろしくお願いいたします。と司会の挨拶があり、落語検定の結果発表があった。
 そして、今月の落語検定があり、最後に家元のジョークで番組は終わる。

*1:1800万羽。研究者が調べたそうだ。