「1968」と「五月のミル」のこと

サクランボ

 五月五日は二十四節気のひとつ立夏。目に青葉で、桜の木に紅色の果実が実っている。

 桜の果実の総称。特にセイヨウミザクラの実をいい、六月ごろ紅色・黄色に熟したものを食用とするほか、缶詰・ジャムなどにする。おうとう。さくらんぼ。  『大辞泉

 8日、黒澤明の『わが青春に悔なし』(1946年、東宝、110分、白黒)を映像文化ライブラリーで観る。
 5月プログラムの表紙の写真が、この映画に出演の原節子と藤田進の横顔なのだった。
 新刊で川本三郎著『銀幕風景』(新書館)、近刊で小熊英二著『1968』(新曜社)に注目する。
 フランスの映画監督ルイ・マルに、『五月のミル』という作品がある。
 この映画のことは、時折思い出すことがある。ミシェル・ピコリが主人公で、その娘にミュウ・ミュウ。パリではなくフランスの田舎が舞台で、季節は五月で今頃の季節である。
 1968年の五月のフランスを舞台にした映画なのである。ルイ・マルが1968年五月を描いているのだった。
 参照:「1968」http://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2009/04/post-e26a.html
    「銀幕風景」http://www.shinshokan.co.jp/shoseki/index_shoseki.html?info-ginmaku.html