「視覚の魔術 だまし絵」

睡蓮

 正午前より小雨になる。午後三時ごろより雨あがる。
 今週、公園の池に睡蓮が咲いていた。水面からあちこちに淡紫色の花が見られる。
 蕪村の句に、「草の雨祭の車過(すぎ)てのち」。
 朝、NHK教育テレビで「だまされて“見える”錯視芸術の快楽」と題した番組を観た。アルチンボルドの「ルドルフ2世の肖像」の騙(だま)し絵に込められたメッセージを出演者が語る。アルチンボルドは花、野菜、果物、朽ち果てるものを組み合わせて、ルドルフ2世の肖像画を描いている。
 このだまし絵に込められたメッセージを読み解くゲストの話、司会の姜尚中さんの話なども興味深く聴く。
 他に、16世紀のエアハルト・シェーンの判じ絵、17世紀のアントワープのコルネリス・ヘイスブレヒツの絵を採り上げていた。
 本物そっくりに描く。
 二重の罠。三重の罠。最後の罠。と、仕掛けを絵に込めて描いている。
 トロンプルイユを得意とした画家。
 日本からは歌川国芳福田繁雄など・・・。
 参照:「日曜美術館http://www.nhk.or.jp/nichibi/weekly/2009/0517/index.html