七月二日は、雑節のひとつ半夏生(はんげしょう)である。
つるなしいんげんの苗を植える。
午後八時頃、月が南の曇り空にぼんやりと眺められた。
蕪村の句に、「こもり居て雨うたがふや蝸牛(かたつぶり)」。
とぼけた味わいがある句だ。
太陽が黄経一〇〇度にある日で、夏至から一一日目。七月二日ごろにあたる。このころから梅雨が明け、田にカラスビシャク(半夏)が生えるのを目安に田植えの終期とされてきた。半夏(はんげ)。 『大辞泉』
昨夜、NHKテレビの番組「歴史秘話ヒストリア」を観た。
タイトルは「さわるな危険!宮武外骨〜反骨の闘士 時代と格闘す〜」。
案内役はラジオ番組「新・話の泉」でおなじみの渡邊あゆみアナウンサーである。
外骨といえば、東京外骨語大学というのが有名ですが、番組では宮武外骨の色々なエピソードが紹介されていました。
宮武の姓名を廃して「廃姓外骨」と名乗っていたエピソードには触れずじまいでしたが・・・。
外骨を「とぼね」と名乗っていた時期もあります。
讃岐の人で、南方熊楠や正岡子規、そして夏目漱石とも生れ年が同じ。
そういえば、俳句ではないが、蝸牛庵の幸田露伴も同じ年の生まれ。
外骨の本で『私刑類纂』と『アリンス国辞彙』は手にとってみたことがあります。『アリンス国辞彙』は和綴じ本でした。
落語の、たとえば「品川心中」などの背景に思いをいたすのに『アリンス国辞彙』など、参考になりますね。
『アリンス国辞彙』のアリンスとは、「そうでありんす」の語尾のありんすから。