「日曜美術館」で与謝蕪村

 南からの湿った風が吹き、湿度が高い。蝉が鳴く。気温も30度を越えて蒸し暑い。梅雨はまだ明けず。
 夜、NHK教育テレビの「日曜美術館」で「与謝蕪村 響きあう絵と詩」と題した番組を観る。
 俳画を通して蕪村の世界を味わう。蕪村と池大雅との「十便十宜帖」、「鳶鴉図」、「『己が身の』自画賛」などの作品、晩年になって京都の雪景色を描いた「夜色楼台図」などをめぐり、ゲストの小林忠氏によるその人生と作品の解説を聴く。「夜色楼台図」の雪の描き方が紙の白をそのまま残す方法で表現している。
 番組で蕪村の俳画の句に、以下の句が見られた。

 学問は尻(しり)からぬけるほたる哉 岩倉の狂女恋せよ子規(ほととぎす)
 参照:「日曜美術館http://www.nhk.or.jp/nichibi/weekly/2009/0712/index.html