昆虫主義

シオカラトンボ

 小学生の頃、夏休みの課題に、カミキリムシを採ってくるべしというのがありました。
 カミキリムシを10匹採ると、鉛筆を一本くれると言う課題だったように記憶しています。
 イチジク畑に生息しているカミキリムシが多くいたので、栽培農家のための害虫防除のための方法だったのでしょう。鉛筆を何本かもらったような記憶がありますので、数十匹カミキリムシを捕らえたに違いありません。
 今から考えると、イチジクに殺虫剤を使わないで手で捕まえていたのです。
 もっと幼い頃、小学校1年生のころでしたか、近所の家に巣食っていたアシナガ蜂の巣にいた幼虫を食したことがありました。初めて食べた蜂の幼虫というのは甘みがあって美味しかった。
 蝉採りやカブト虫を採るのも夏休みに、毎年熱中していました。
 それはさて置き、『ユリイカ臨時増刊・総特集=昆虫主義』が青土社から出ていました。
 巻頭からいくつか養老孟司池田清彦奥本大三郎西江雅之といった各氏のインタビューや対談に目を通してみました。面白いです。虫に関する巻末の参考書の目録が充実しています。
 それ以外では,昆虫食をめぐる話がとても興味深いことでした。
 アブラムシを油でから揚げにして食べるとかいった話がありましたが、さてどのような味がするのでしょう。