雑誌『SFマガジン』(2009年11月号)は、4月に亡くなって半年近くになりますが、「J・G・バラード追悼特集」号です。
まだ9月なのですが、もう11月号が出ているんですね。
追悼評論「真珠湾攻撃の内宇宙―バラードまたはSF史の変容―」( 巽孝之)を読みました。
バラードの作品に大岡昇平の『野火』からの影響がみられるということ、1931年生れの小松左京と1930年生れのJ・G・バラードの二人を論じているが、二人ともほぼ同じ年なのですね。
調べてみると意外にも誕生日が二ヵ月離れているというだけです。
バラードが上海と育った場所は違いますが、同時代を体験してきた人ですので、題材や作風などどこかしら似ているようなところを感じます。
参照:J・G・バラード追悼特集http://www.hayakawa-online.co.jp/product/books/720911.html