ジョルジュ・メリエスに捧ぐ

ジョルジュ・メリエスに捧ぐ

 10日、映像文化ライブラリーで「ジョルジュ・メリエスに捧ぐ」と題して、「ウィリアム・ケントリッジ展」関連上映で、ジョルジュ・メリエスの映画5本を観る。東京国立近代美術館フィルムセンター所蔵作品。
 ジョルジュ・メリエスの作品の上映前に、美術館の学芸員によるウィリアム・ケントリッジ(william kentridge)の映像作品「月世界旅行」について5分ほど解説があった。
 ジョルジュ・メリエスの作品からインスピレーションを受けたケントリッジの映像作品を上映し、古典映画と現代美術の関係性を探る。
 そのあと、ジョルジュ・メリエスの映画が上映された。無声映画である。
 上映時間は5作品合計で80分。

 『星占い師の夢』(1898年)
 『月世界旅行』(1902年)
 『アラビアン・ナイツの宮殿』(1905年)
 『極地探検』(1912年)
 『シンデレラ』(1912年)

 以上の作品のあと、ウィリアム・ケントリッジの『月世界旅行』(2003年)を観る。
 100年前のジョルジュ・メリエスの映画で人物が煙と共に消えたり、パッと現れたりといった点は、100年後のウィリアム・ケントリッジの『月世界旅行』の映像を見てもなんら変わっているところがないなぁ、と思う。