今夜から、NHKラジオ深夜便の「ないとエッセー」に、「神田神保町 遠めがね〜古書街・道草のすすめ」と題して随文家の坂崎重盛氏が出演です。
神保町の歩きかた、楽しみ方についての話です。
第一回は「古本屋さんの街、神保町へ行こう」と題して、坂崎重盛氏が語る。
ぼくも、もう60過ぎちゃったんですが、こう今考えてみますと、本と街が好きになったおかげで、どんなに自分の人生が楽しいものになったかなぁと、こういう風に思っています。
もちろん、30代40代でしょうか、生きているだけが精一杯で自由な時間というのが、なかなか取りにくかったんですけど、まぁ、やっと50過ぎぐらいから自分の時間が取れるようになって、そうなると当然、あっちこっち街歩き・・・。
とつづきます。
神保町を歩いているときの楽しみ、ぶらぶら古本屋さんを歩いているときに発見する本。本の読み方についてなど。
新刊が川の流れとすれば、古本屋さん海なんですよね。
新刊書店に並んだ本が、すーっと消えていくわけですけれども、それはただ消えるんじゃなくて、川から海に大きな大海にたどり着く、と。
大きな本の海が、ぼくは古本屋さんだと思っています。
古本屋さんの世界の中でも、神田神保町っていう街はですね、本当に世界に冠たる街で、神保町を歩ける自分が実に幸せだなぁという風に思っております。
最近見ますと、外国人の方も多いですね。それから大きなリュックってんですか、背負っていらっしゃってる方も、よく見かけて、これはたぶん地方の方々がですね、神保町へ行って本を見つけようと、そういう感じでこの街を歩いているんじゃないかなぁ、と思ってですね、傍目(はため)で見てても、こうちょっと嬉しくなりますね。
今まで生きてきてですね、本と街歩き、これが好きだったってことが・・・。
このあと、本との付き合い方など、興味深く聴きました。
つづきは、明日の「ないとエッセー」で。