サアディーの『果樹園』

 今月(7月)の平凡社からの新刊でサアディーの『果樹園』が気になる。
 いつぞやアボルファズル・ジャリリ監督の『ダンス・オブ・ダスト』と『トゥルー・ストーリー』を観た時に、イラン人留学生によるコーランやハーフィスの詩集がロビーに展示してあった。それらを手にとってながめたのだった。
 サアディーの『果樹園』を黒柳恒男氏による翻訳で読めるとはありがたい。副題に「中世イランの実践道徳詩集」とある。

果樹園 ブースターン (東洋文庫)

果樹園 ブースターン (東洋文庫)

 これから出る新刊で気になる本。
 四方田犬彦著『人、中年に到る』(白水社
 『鈴木清順エッセイ・コレクション』(ちくま文庫)解説・四方田犬彦