早朝、夜が明けるとニガウリの花に蜂が蜜を求めて集まって来ていた。
すでに先客の蜂が蜜を吸っている。後からやって来た蜂は、あきらめて別の花に飛んで行く。
大きさの違う何種類かの蜂が、どこからかやって来て、夏野菜として植えたニガウリの伸びた蔓(つる)のあちこちの花にもぐりこむ。
夏の食卓によく登場するようになったゴーヤーチャンプルーであるが、そのゴーヤー(ニガウリ)を毎年苗から育てている。育てやすい。実がよく生(な)る。害虫にも強い。
『大辞泉』を読むと、ニガウリ(苦瓜)はツルレイシの別名とあった。
ウリ科の蔓性の一年草。葉は巻ひげと対に出て、手のひら状に裂けている。夏から秋、黄色い花を開く。実は長楕円形でこぶ状の突起があり、熟すと黄赤色になる。若い実を食用にするが、果皮は苦い。熱帯アジアの原産で、栽培される。にがうり。 『大辞泉』
ニガウリ(ゴーヤー)の花にもぐりこむ蜂。ハナバチの一種か。