本のリサイクルフェア

黄色いバラの花

読書の秋に、もっと本に親しんでいただくとともに、資源の有効活用を図ることを目的として、図書館の除籍した本を無償でお譲りします。お譲りする本は、古くなったり、利用されなくなったりした小説など大人向けの本や、絵本など児童向けの本です。
 《先着1000名程度(先着順に、9時から30分単位で譲渡時間を割当)に1人20冊以内で譲渡します。》に、往復はがき(1人1枚)に住所、氏名(ふりがな)を記入して申し込んでいた。割り当てられた時間帯は16時からで、中央図書館に着くと会場の部屋の前に置いてある椅子に希望者が座って順番を待っていた。
 時間が来て、50人ほどが会場に入る。児童書の平台の絵本を先ず見る。その中から2冊。
 たむらしげる・さく『タックそらをゆく』(小峰書店)(奥付がない!)
 川路重之・文、落田洋子・絵『紅茶と海』1983年3刷(偕成社)を入手。
 小説・文学書の平台に多くの小説本が背表紙を並べていたが、実用書の平台を中心に背表紙を見て回る。
 その中から3冊。
 種村季弘『迷信博覧会』1987年(平凡社
 坂口綱男安吾と三千代と四十の豚児と』1999年(集英社
 ラルフ・レイトン『ファインマンさん最後の冒険』1991年(岩波書店
 30分という時間があっという間に過ぎる。係員が急(せ)かせる。ぎりぎりまで粘って、食べ物関係の本を4冊。
 玉村豊男『ワインの時間』2000年(世界文化社
 東畑朝子『世界の味覚を訪ねて』1989年(三嶺書房)
 高橋敦子『素材で考える』1986年(毎日新聞社
 高橋一郎『肉と卵の料理』1988年(婦人画報社
 
 リサイクルフェアの会場から外へ出ると秋晴れの青空がどこまでも広がっていた。
 めっきりと涼しくなり今年の夏の暑さが嘘のように思える。公園の薔薇が咲いていた。
 その後、途中K古書店の店頭本で『大宅壮一選集6 紀行(世界篇)』1959年(筑摩書房)を買う。100円。
 帰って大宅壮一の『世界の裏街道を行く』を確めると、選集6の方は、裏街道を行くからの一部を収録。