我が来たる道の終りに揚羽蝶

 
 七月七日は二十四節気のひとつ小暑でした。小暑とは夏至の後、十五日目。
 もう夏至から十五日以上も過ぎ、暑さが本格的にいつのまにかなりました。
 日中は気温が三十度を超え、汗がじわりと流れる。
 しかし、雨降りの日に見かけなかった昆虫が、晴れたので活発に飛びまわっていました。
 ムクゲの花にアゲハチョウが蜜を吸いに来ていました。
 クマバチもアシナガバチもやって来ています。
 

アゲハチョウ科のチョウ。翅(はね)の開帳八〜一二センチ、黄色に黒色のすじや斑点がある。幼虫はミカン・サンショウなどの葉を食べ、柚子坊(ゆずぼう)とよばれる。なみあげは。  『大辞泉

 『大辞泉』の引用句が、「我が来たる道の終りに揚羽蝶」、永田耕衣の句。