「畑耕一文学資料展」雑感3

 ショウジョウトンボを池のそばで見つける。数センチまでデジカメを寄せるが、動かないでいた。
 翅(はね)の付け根が赤く色付いているというショウジョウトンボの特徴が見られる。

 新刊で、小谷野敦著『久米正雄伝』を手にとって、「久米正雄略年譜」を見ていると、次の箇所にぴんと来るものがあった。

 1924年(大正13年)34歳
 十二月に、
 この頃長田幹彦とともに蒲田の松竹キネマ撮影所顧問となる。
 以上のような略年譜の記述から、すぐに連想したのは、「畑耕一文学資料展」に展示されていた畑耕一の自筆履歴書のことだった。
 久米正雄長田幹彦がともに松竹キネマ撮影所顧問になった頃、大正13年に畑耕一は、松竹キネマ撮影所へ入社している。

久米正雄伝―微苦笑の人

久米正雄伝―微苦笑の人