霜降と戦時下の日本の漫画映画

 10月24日は、二十四節気のひとつ霜降であった。
 この日、山間部では朝の冷え込みで、氷点下を記録したとニュースで報じていた。
 霜降というように、この時期の自然の移り変わりをよく表しているものだ。
 動植物では、ここ数日ウグイスがやって来る。一メートルくらいまでは近寄って来る。
 NHKラジオの「土曜あさいちばん」に「著者に聞きたい 本のツボ」というタイトルで本の著者が出演して、短い時間でのインタビューがある。
 今朝は『職業は武装解除』の著者、瀬谷ルミ子さん。NPO法人の職員で世界の紛争地での武装解除の仕事をしているそうだ。
 紛争地での支援を声なき声に届ける仕事なのだが、ルワンダアフガニスタンで内戦が終わっても現地で支援する相手が、どちらも加害者であり被害者であるということから不公平になってはいけないし、現地の将来的な安定と再建につながる支援のやり方などを話される。
 来週の「著者に聞きたい 本のツボ」は、『安部公房伝』の著者・安部ねりさんが出演の予定だ。
 
 7月刊のセバスチャン・ロファ著『アニメとプロパガンダ』(法政大学出版局)をめくっていると、戦時下の日本の漫画映画で制作者のひとりとして瀬尾光世について詳細に書かれているので興味深く読んだ。

アニメとプロパガンダ

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