チャンバラ映画

 

 2月は「時代劇特集」を映像文化ライブラリーで上映している。できるだけ見ておきたい。

 《時代劇映画は、チャンバラはもちろん、笑いあり涙ありの、日本映画独特のジャンルとして観客を楽しませてきました。今回の特集では、2月、3月と2ヵ月にわたって時代劇映画の名作、話題作を振り返ります。今月は、中村錦之助主演の「笛吹童子」、稲垣浩監督と三船敏郎のコンビによる「宮本武蔵」三部作、市川雷蔵が若き日の平清盛を演じた「新・平家物語」、東映のオールスターによる「赤穂浪士 天の巻・地の巻」などを上映します。主演スターの魅力、迫力ある殺陣、劇的なストーリーなど、時代劇映画の面白さをお楽しみください。

 1日、山本嘉次郎監督の映画『エノケンのちゃっきり金太』(1937年、昭和12年、P.C.L.映画製作所、72分、白黒)を観に寄る。
 出演は、榎本健一中村是好二村定一、如月寛多。昭和12年の映画だ。
 4日、萩原遼監督の映画『笛吹童子 第二部 妖術の斗争』(1954年、東映、44分、白黒)を観た。 

 満月城に乗り込んだ萩丸は、赤柿玄蕃に捕らえられてしまう。一方、菊丸は山にこもって悪に打ち勝つ白鳥の面づくりに励む。菊丸が吹く笛の音には、妖術を封じ込める不思議な力があり、妖術使いの霧の小次郎は、その笛を奪おうと菊丸に手をのばした・・・。

 出演は、中村錦之助、大友柳太朗、月形龍之介、高千穂ひづる。テーマソングが懐かしい。


 前日の萩原遼監督の『笛吹童子 第一部 どくろの旗』(1954年、東映、46分、白黒)は観られず。
 出演は、中村錦之助、大友柳太朗、月形龍之介東千代之介
 この映画の概略は、プログラムより引用すると、
 

 子どもたちを夢中にさせNHKのラジオドラマの映画化。応仁の乱の頃、丹波の国の満月城は、赤柿玄蕃を首領とする野武士に攻め落とされた。勉学のために明国に渡っていた城主の息子、萩丸と菊丸は父の無念を晴らすため、急ぎ日本へ向かった・・・。