二つの対談のこと

 13日、夕方、晴れた西の空に金星と木星が並んでいた。
 高度が40度ほどでしたが、同じ高度に並んでいるのは珍しい。
 右が金星、左が木星で、金星の輝きは木星より明るい。
 金星は3月27日が東方最大離角を迎えるそうです。
 夕方、西南西の空に高度を上げている宵(よい)の明星の金星は観測に最適ですね。
 
 生誕100年ということで、河出書房新社から『KAWADE道の手帖吉田健一』が出ています。
 金井美恵子VS丹生谷貴志の対談、それから朝吹真理子のエッセイ「小料理屋」が載っていました。
 対談で、吉田健一が『岸辺のない海』を評価していたという話、なるほどとうなずくところありです。
 吉田健一の面白いエピソードがありますね。
 エリック・ロメールの映画の話もあり、金井さんの若い頃の話は懐かしく楽しめました。
 朝吹真理子さんのエッセイは歌舞伎と銀座の小料理屋の話です。 
 余談ですが、金井美恵子VS朝吹真理子対談を葉っぱのBlog「終わりある日常」さん経由で楽しく視聴しました。
 
 参照:「読む快楽・書く快楽」http://d.hatena.ne.jp/kuriyamakouji/20120308/p2

吉田健一 ---生誕100年 最後の文士 (KAWADE道の手帖)

吉田健一 ---生誕100年 最後の文士 (KAWADE道の手帖)