桜とジャズ人生の話


 快晴で桜が満開になっている。
 「大桜只一もとのさかりかな
 「観音の大悲の桜咲きにけり
 明治二十七年の正岡子規の句である。

 夜、NHKラジオの番組の「カルチャーラジオ」日曜カルチャー「山下洋輔 わがジャズ人生」を聴く。ジャズ奏者の山下洋輔氏出演。
 ジャズ人生の話を面白く聴く。
 即興でピアノを弾きながら音楽の仕組みを説明している箇所も興味深かった。

 オーネット・コールマンとの四回の共演の話。
 ドラマーとやりあうのが好きで・・・。
 コールマン先生の人物評。
 上海バンスキンの時代、モダンジャズのように洗練されたものがなかった。
 1969年に音楽家としてのいけないことをしていてそれが何とかなって・・・。

 ジャズ人生の話で愉快であった。
 耳から入って来るのを勝手に弾くのが好きだったんですね。
 ああ気持ちいいというのがジャズの一歩ですからね。
 ピアノを話の間に弾きながら、
 「不思議な音階がでてきますね。 これがブルースの節です。 後は和音です。」
 メロディとリズムと和音だけではなく、音色(おんしょく)を要素に入れていただきたいと思いますね。
 音色は人によって皆違います。
 管楽器系統の人の音色(おんしょく)を基本に入れてほしいと思います。

 ぼくは三井鉱山の子どもで、親父の会社で行っただけなんで、尻込みしていたんですが・・・。
 子どものころ行ったころは田川の言葉が分からなくて、と九州の田川の小学校へ転校した時期の話。
 髪の毛を七三に分けていましてしばらく仲間に入れてもらえなかったんですが、田川弁一直線になりまして、中学一年で東京に帰って来まして、高級感あふれる気障(きざ)なところへ戻って来たと思いましたね。
 言葉が出てこなくなった時期がありましてね。

 どんな音楽でも音楽は同じです、と言ってくれた先生がいました。
 「ベニイ・グッドマン物語」という映画を12回見ましてね、

 第一回「山下のジャズはこうして生まれた」