蝶の舌ゼンマイに似る暑さかな

 
 芥川龍之介に、「兎も片耳垂るる大暑かな」という句があります。
 片耳が垂れるほどの暑さということでしょうか。
 22日が二十四節気のひとつ大暑でしたが、最高気温が34℃、朝の最低気温が26℃でした。
 季節や自然の移り変わりを表したものに、七二候があり、それによると、クマゼミ鳴き初め、松葉ボタン咲く、ヒグラシ鳴き初め、ハス花咲き初めと自然の変化を述べています。
 公園の池にハスを見つけたのは、七二候の自然の変化に対応していますね。

 「蝶の舌ゼンマイに似る暑さかな」(芥川龍之介