椎の實につづく底ぬけ天氣かな


 7日が二十四節気のひとつ立冬であった。
 連日、時雨(しぐれ)で、ぱらぱらと通り雨がある。
 冷たい北風が吹き、晴れたり曇ったり変化がめまぐるしい。
 紅葉した街路樹がきれいだ。青空を背景にしたイチョウの樹の黄葉は鮮やかだ。
 「椎の實につづく底ぬけ天氣かな
 畑耕一の句で、これは秋の句です。