舞ひ舞ひて眼くらみ落ちぬ冬の蝿

　晴れ、最低気温２℃、最高気温１２℃。陽射しがあり暖かい。
　「竹林や冬暖かに透き揺るる」
　「冬浅き溝のぞきたる鼠かな」
　畑耕一の俳句で、冬の句である。
　秋や夏の句に、昆虫の句が多いのだが、冬の句にもつぎのような虫の句がありました。
　「舞ひ舞ひて眼くらみ落ちぬ冬の蝿」
　「葉牡丹や日を漁りゐる蜂二つ」
　冬のある日、山茶花など冬の花に蜜を探す蜂を見たのでしょうか。