『ニッポンの山里』

 今年は、寒の入りが5日で、大寒が20日、立春まで寒気がはなはだしい時期である。
 一年の内で寒気が次第に加わる時期である。
 17日、午後より気温が下った。低温注意報がでた。
 今日は最低気温0℃、最高気温7℃で晴れ間が多かった。



 新刊で池内紀著『ニッポンの山里』が出た。山と渓谷社からである。
 池内流の山里紀行が興味深く面白い。
 池内紀さんの著作に、作家の人生を探った文章群があるのだが、一方ひそかに温泉や山をめぐるエッセイ群を愛読している。
 『ニッポンの山里』に、山里の写真が掲載されている。その中に、著者の写った山里歩きの服装などが見られる。これがいい。
 「東京都・恩方」では、きだみのるの『気違い部落周游紀行』の刊行後から二十年の後に読んでいて、それからでも随分時が経っているのだが、その土地をどうしても見たくなり出かけた。
 「徳島県 祖谷」は、高地集落に泊まり聞き取材した文なのだが、「秘境」の現在をよく見ている。

 参照:「ニッポンの山里」http://www.yamakei.co.jp/products/detail.php?id=280670