『わたしのブックストア』


 3月20日の春分を過ぎて、春らしい日々が多くなった。暑さ寒さも彼岸までである。
 街路樹にある椿(ツバキ)が満開になっていた。近寄って観察する。葉がつやつやしている。 

ツバキ科の常緑高木。本州以南に自生するが、関東以北では海岸地帯に点在し、ヤブツバキともいう。高さ三〜七メートル。葉は楕円形で厚く、つやがある。春、赤い花をつける。花びらは五枚あり下部が合着し、多数の雄しべも基部が合着している。果実は球形で、秋に熟すと厚い果皮が裂けて黒い種子が現れ、種子から椿油をとる。ワビスケなど多くの品種があり庭木としても重用される。ユキツバキ・トウツバキとの交雑も行われ、白・桃色などの花もある。  『大辞泉

 染井吉野ソメイヨシノ)の桜も見頃になった。

 新刊で、北條一浩著『わたしのブックストア』を読む。副題に、あたらしい「小さな本屋」のかたち、とある。
 ひとつ面白かったのが、ブログ「古本屋ツアー・イン・ジャパン」を主宰されている小山力也さんと岡崎武志さんの対談である。どのような方が、「古本屋ツアー・イン・ジャパン」を主宰されているかが分かったのは収穫だった。
 一部引用する。

 小山 ヘタしたら100円どころか50円とか、20円なんてのもありますからね(笑)。今どきこんなに安く楽しめる世界はそうそうありません。
 岡崎 ま、古本屋しか行くところがないようなおかしなおっさんが何言ってんだと思われるかもしれないけど(笑)、こんなに広く、深く、何十年経ってもぜんぜん飽きることなく、自分が知ってることなんてほんとにごくごく一部なんだよっていうふうに世界の豊かさを教えてくれるいい場所はなかなかない、ということだけは確かだと思います。
 参照:「古本屋ツアー・イン・ジャパン」http://furuhonya-tour.seesaa.net/

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