「みうらじゅんのサントラくん」

 夜、NHKラジオの番組で「みうらじゅんのサントラくん」を聴いた。
 一年前から散発的に放送されていた「みうらじゅんのサントラくん」が、レギュラー化された。今夜がその最初の放送である。
 ライブ放送である。

 始まりました。ついに今回から定番になりました。
 生放送で放送が始まりました。
 前回からつづき自分の好きな曲ばっかりをかけるだけですが・・・。
 毎回、生(なま)を基本に、自分の持っているサントラ盤を基本に、サントラ盤といってもそんなに随分持っているわけではないので、(放送で)流し切りしだい番組は打ち切りということでございます。
 ある限りやるということで、月末の火曜日にですね、この時間(9時5分から)に毎月行うというわけです。
 (自己紹介として)あっ、ゆるキャラの男だというわけです。
 サントラくんというのは十年後に火がつくと思います。
 くんというのはひ弱なイメージを出すために使っています。
 前は番組を二時間やっていたが、レギュラー化した今回からは(放送時間が)50分しかないので、早口でしゃべるか、曲を減らすしかないので、どういうものか(レコードを)沢山かけたいと思います。
 前口上の後に、第一曲目、東宝映画、「フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ」(1966年7月公開)のテーマ曲が放送される。

 作曲の伊福部昭さん、怪獣映画の音楽のもう神様ですよね。
 怪獣映画論が展開される。サンダとガイラが山彦と海彦であったということに気づいたなどと映画の薀蓄が楽しめた。

 二曲目は「レッド・サン」。
 アラン・ドロンチャールズ・ブロンソン三船敏郎の共演した西部劇のサントラ盤。
 1971年、大阪のOS劇場でぼく(みうら)見に行きました。
 笑福亭仁鶴チャールズ・ブロンソンが顔が似ているという話が展開される。
 三曲目は、「ドラゴンへの道」のサントラ盤の音。必殺ドラゴン戦法。
 本当のオリジナルのサントラ盤の音。4分21秒。
 効果音も含めて映画の音を収録しているレコード。
 ローマでの撮影もあり、一番油がのっていたブルース・リーですね。
 「旅情」という映画の大人になってから見た感想などを語り、サントラ盤の「ヴェニスの夏の日」をかける。

 この番組は映画の番組ではなく、サントラくんの番組ですからそのつもりで・・・。
 後半にゲストでリリー・フランキーが出演。サントラ盤の映画音楽について話す。
 再びみうらじゅんに戻って、「荒野の1ドル銀貨」のサントラ盤の曲、トランペットと歌による。
 いろいろな映画の曲を使ってつくっている。
 マカロニウエスタンをこの番組では必ずかけます。(この番組のポリシー)

 ラストは松本清張原作の映画「砂の器」のサントラ盤。
 野村芳太郎監督でございます。映画の舞台になった土地(新潟、島根)を訪れたこともあり思い出深い、と語る。テレビで何度かドラマ化されてやっておるんですが、やっぱり野村芳太郎監督の映画のほうがいい。
 というわけで、次回は5月28日でございます。それではさようなら。ども。