大林宣彦監督の映画『HOUSE』

HOUSE

 特集「日本映画の70年代」の1本、大林宣彦監督の映画『HOUSE』(1977年、東宝映像、88分、カラー)を観に寄る。観客が多い。
 出演は池上季実子神保美喜大場久美子南田洋子、鰐淵晴子、尾崎紀世彦小林亜星檀ふみ
 5月プログラムより。
 大林監督が初めて手がけた劇場用映画。夏休みに田舎の屋敷に泊まった少女たちが次々に姿を消していく。怪奇な物語を特撮をふんだんに用いて描く。大林流のポップなホラー映画。 
 夏休みに東京から田舎の屋敷に泊まりに向かった七人の少女が体験する怪奇な物語。
 夏休みに父と軽井沢へ行くことにしていたオシャレ(池上季実子)は、父が再婚する相手(鰐淵晴子)を連れて来て紹介したことから、行きたくないと言って母の姉にあたる伯母のおばちゃま(南田洋子)の住む田舎へ行くことにした。
 同級生を六名連れて七人で東京駅から出発した。
 鉄道からバスに乗り換えて山奥の丘の上の屋敷にたどり着く。
 途中、ふもとのスイカ売り(小林亜星)の店でスイカを買い、屋敷の冷蔵庫が使えないので井戸で吊るして冷やした。
 オシャレの母の姉、おばちゃま(南田洋子)は車椅子で迎えてくれた。
 代々医者をしている家で、夫が亡くなった後、おばちゃまはピアノ教師をして生徒を教えていたが、今は生徒がいなくなり一人暮らしをしている。
 それで、やって来るという姪のオシャレが友達と訪れてくれるのを楽しみにして待っていた。
 日が暮れて、丘の上の屋敷で、少女らは次から次と怪異な現象に巻き込まれ家から消えていく・・・。