織田作之助生誕100年

 今朝の新聞に、大阪に関わりの深い3人が語るとして、「オダサク文化論 織田作之助生誕100年」というタイトルで、最初の一人に作家の津村記久子さんが語っている記事を読みました。一部引用すると、 

オダサクというと代表作の「夫婦善哉」のイメージが強いですが、他にも面白い小説がたくさんあります。「雪の夜」「姉妹」「競馬」「電報」・・・。もちろん「夫婦善哉」も面白いのだけれど、そのことがあまり知られていないのが、すごくもったいないと思って。

 「雪の夜」は別府を舞台にした物語ですが、他に「恐るべき女」という作品が別府を舞台にした物語で、別府で大晦日を越すさびしい物語です。
 参照:「雪の夜」http://www.aozora.gr.jp/cards/000040/files/47053_32361.html
 織田作之助の文章の組み立て方についての言及にうなずくところがありました。 

まず、何より小説が本当にうまい。いろいろなパターンがありますが、基本的には登場人物の変遷を描きますよね。