先日、新刊でインスクリプトから柄谷行人著『柳田国男論』のブックデザインがいいので手にとって見た。
冒頭の柳田国男と折口信夫についての文章に唸らされた。
『文学界』2014年1月号で、いとうせいこうと柄谷行人の対談「先祖・遊動性・ラジオの話」に注目する。
柄谷 (中略)柳田について八〇年代にも一度書いているんですが、(前掲『柳田国男論』表題作)、その頃は柳田にあんまり興味がなかったね。柳田に関しては、山口昌男、網野善彦といった人たちが理論的にリードしていて、僕はそれに対して、特に言うことがなかったんですよ。現在は、あれではだめだという観点が出てきたので、新たに書こうという気になったのです。
子供の通信網をめぐるいとうせいこうと柄谷行人の談話など飛び切り面白い。
- 作者: 柄谷行人
- 出版社/メーカー: インスクリプト
- 発売日: 2013/10/30
- メディア: 単行本
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- 作者: 柄谷行人
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2014/01/20
- メディア: 新書
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