川島雄三監督の映画『幕末太陽傳』

 
 「日活映画特集」が1月と2月にわたって上映されている。
 24日、川島雄三監督の映画『幕末太陽傳』(1957年、日活、110分、白黒)デジタル修復版を観た。
 出演は、フランキー堺左幸子南田洋子石原裕次郎芦川いづみ、植村謙二郎、金子信雄山岡久乃梅野泰靖岡田真澄高原駿雄菅井きん小沢昭一河野秋武西村晃熊倉一雄殿山泰司二谷英明小林旭


 特集の1月プログラムより引用。
 落語をもとにした川島雄三監督の代表作。品川の遊郭を舞台に、居残り佐平次と幕末の太陽族高杉晋作がからみ合う。フランキー堺扮する佐平次は、時に死を予感させながらも、しぶとく、要領よく立ち回り、町人のバイタリティーを体現してみせる。(フィルム提供/日活)

 冒頭、1957年、昭和32年ごろの東京の品川の商店街の通りが映され、ナレーションの声でかつての東海道の宿場町、品川宿のことなど語られる。
 ナレーションから、岩本素白の本で『東海道品川宿 岩本素白随筆集』のことを思い出した。
 そういえば、今月(1月)の新刊に岩本素白の本が出ているようだ。 
 早川茉莉・編集『素湯のような話―お菓子に散歩に骨董屋』というタイトルでちくま文庫からである。
 版元によると、幻の小説1編を併録とのこと。
 参照:https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480431288/