春分。北の風で最低気温5℃、最高気温10℃。寒さが戻る。
堀端の渡り鳥で、キンクロハジロの水面でのしぐさを眺めたのだった。
目の部分が黄色に見える。上部の羽毛が黒、下部が白い羽毛です。
キンクロハジロは漢字で金黒羽白と書く。
金は目の縁(ふち)が黄色なので、黒はからだの上部の色、羽白は下部の羽毛の色から名づけられたのではないかな。
、
ふと、長新太の絵本を思い出した。
岸辺から穏やかな水面に群れている渡り鳥の群れ、ぼくがそのとりたちを眺めている。
とりの集団のつくるかたちが他の生き物やものに姿を変える。たえず変化する。
変化するかたちのファンタジー絵本なのだった。
長新太著『トリとボク』は、お気に入りの絵本の一冊です。

- 作者: 長新太
- 出版社/メーカー: あかね書房
- 発売日: 1985/05
- メディア: 単行本
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