おらが家の花も咲いたる番茶かな


 前日の肌寒さから一変して汗ばむほど気温が上がった。最低気温14℃で、最高気温23℃。
 公園の桜が見頃になった。ソメイヨシノである。
 青空に花弁(はなびら)の白が見事だ。
 樹下にシートを敷いてお花見の弁当を持参し花見をする人々の姿が見られた。
 「おらが家の花も咲いたる番茶かな
 芥川龍之介の俳句で、大正十三年の句である。
 大正十二年、「新潮」に「芭蕉雑記」を発表している。