小林信彦著『「あまちゃん」はなぜ面白かったか? 本音を申せば』を読む。
「往時、茫茫として」に、笠原和夫氏についてのエピソードがある。
傑作「愛 アムール」をめぐって、で小林信彦の感想があるのだが、主演がエマニュエル・リヴァで、映画評の一部を引用すると、
シリアスな映画を観るのは久しぶりだ。むかしでいえば、新宿文化劇場で心をひきしめてヨーロッパの名画に対する感じ。これも、良いものである。映画といえばエンタテインメントと決めつけた一九七〇年代以降には少ない雰囲気の映画、劇場だ。 76ページ
他に関心を持ったのが、弟に贈られたという「小林泰彦の謎と秘密の東京散歩」(JTBパブリッシング)という本のことである。
(前略)ぼくが書くのはアンフェアに見えるかもしれないが、わが家の中がはっきり書かれていて、しかも、ぼくの知らないことがあったので驚いた。 97ページ

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