サルトリイバラと柏餅

 

 曇り、最高気温18℃、最低気温が12℃。風がなくどんよりしている。

 先日、サルトリイバラが蔓(つる)を伸ばした枝に赤い実をつけていた。

 

ユリ科の蔓性(つるせい)の落葉低木。高さ一〜二メートル。茎は節ごとに曲がり、とげがある。葉は卵円形。雌雄異株で、初夏に黄緑色の小花をつけ、実は熟すと赤い。  『大辞泉

 サルトリイバラの葉は夏のお盆に柏餅(かしわもち)を作るときに包む葉として用いる。
 山に入ると蔓を伸ばしたサルトリイバラの葉が見られる。
 店で売られている柏餅も包む葉はサルトリイバラである。
 柏の葉を使った柏餅は少数派だ。


 「文學界」2014年12月号に小林信彦「つなわたり」250枚、一挙掲載。
 主人公が宮島、神戸を訪れている。