「本と自由」


 紅葉狩りに宮島へ行く。紅葉が美しく見ごろだった。
 弁当を広げているといきなり鹿がやって来た。

 帰りに横川駅近くの「本と自由」に寄る。コーヒーが飲める古書店である。
 カウンターは四人くらい座れるが、満席だった。
 明日から開かれるという古本市のチラシを頂く。
 店内の書棚を眺めて時間がなかったので退散する。次回コーヒーを飲みたい。
 菅野昭正編「九鬼周造随筆集」を購入。
 今年ここで買った中島健蔵の『昭和時代』は拾い物だった。*1
 新刊で「やっぱり本屋はおもしろい! !」 という洋泉社ムックを手にとってみると、「本と自由」は掲載されていなかった。うーむ。お勧めの古書店です。

九鬼周造随筆集 (岩波文庫)

九鬼周造随筆集 (岩波文庫)

昭和時代 (1957年) (岩波新書)

昭和時代 (1957年) (岩波新書)

本屋はおもしろい! ! (洋泉社MOOK)

本屋はおもしろい! ! (洋泉社MOOK)

  
 

*1:戦時中の三木清林達夫井伏鱒二岸田国士、里村欣三(さとむらきんぞう)にふれられている。陸軍参謀本部の海外向けの宣伝誌『FRONT』を発行した東方社で理事をしていた林達夫から中島健蔵東方社の仕事を手つだってくれと頼まれた。中島健蔵の『昭和時代』に、映画で対応している作品を挙(あ)げれば、堀川弘通監督の映画『激動の昭和史 軍閥』(1970年、東宝、134分、カラー)であろうか。