「ニューヨーク近代美術館映画コレクション」からの一本。
7日、ヴィンセント・ミネリ監督の映画「バンド・ワゴン」(1953年、112分、カラー)を鑑賞。
学芸員による解説の後、スクリーンで上映開始。
出演、フレッド・アステア、シド・チャリシー、オスカー・レヴァント、ジャック・ブキャナン。
監督ヴィンセント・ミネリ、主演フレッド・アステア、MGMミュージカルの最高峰、アステア演じるトニー・ハンターは、かつての栄光再びと旧友のマートン夫妻が書き上げたミュージカルの舞台化を目指す。劇中劇「ザッツ・エンターテイメント」は後年のアンソロジー映画の題名にもなった。
傑作ミュージカルですね。フレッド・アステアがシド・チャリシーと夜の馬車に乗っていて、ふと馬車を止め滑るように馬車から降りると、いきなり二人で踊り出すシーンがあるのですが、一糸乱れずに踊りまくる。終わるとまた滑るように二人が何事もなかったかのように馬車へ戻る。優雅な洗練された踊りの贅沢さを味わえました。名場面です。
それと相手役のシド・チャリシーのスタイルと美貌に注目ですね。
冒頭、エヴァ・ガードナーが、ニューヨークの鉄道駅に下車するシーンに登場しています。