映画「男の友情」

メアリー・ピックフォード

 「ニューヨーク近代美術館映画コレクション」で短篇集6作品が上映される。
 D・W・グリフィス監督の短篇で、「男の友情」(1912年、13分、白黒、無声)を観る。
 原題がFriends。

 出演、メアリー・ピックフォード、ヘンリー・ウォルソール、ライオネル・バリモア。

 メアリー・ピックフォードやライオネル・バリモアら後のビッグ・スターを配した一巻もの。西部の金鉱町を舞台に孤児の少女を巡る三角関係が展開するが、二人の男は古くからの友人であった。 

川で砂金を探している男たちのいる金鉱町の酒場を舞台にして、一人の娘(メアリー・ピックフォード)をめぐる三角関係なのだが、二人の男の恋の鞘当てをユーモラスに描いている。*1
 

 

*1:余談ですが、谷崎潤一郎の「痴人の愛」で、登場人物のナオミの風貌がメアリー・ピックフォードと似たところがあると書かれているようです。映画からの影響が谷崎潤一郎の作品に見られるところです。