さむざむと日輪あそぶ冬至かな

 
 師走(しわす)に入って、気温がぐんと下がる。22日は冬至である。
 13日、最高気温7℃、最低気温2℃。一段と寒気が強まった。
 14日、投票日も寒さが厳しかった。
 17日、夜の間に降った雪で、朝は一面の雪景色だった。積雪が6センチあった。晴れて最低気温−2℃、最高気温3℃。
 
 今日は最高気温8℃で、最低気温2℃。色鮮やかな花弁(はなびら)の山茶花(さざんか)が満開だ。
 山茶花と椿の見分け方は、ひとつは葉のギザギザがあるか、ないかで見分けることができるそうだ。
 近寄って眺めると葉にギザギザがあった。

 

ツバキ科の常緑小高木。九州・四国の山地に自生。葉は楕円形で両端がとがる。晩秋のころ白い花をつけ、散るときは花びらがばらばらに落ちる。種子から油をとり、材で器物を作る。園芸・観賞用としても栽培され、赤色・八重咲きなどの品種がある。  『大辞泉

 飯田蛇笏の俳句で、冬至の句を二つ。
 「山國の虚空日にわたる冬至かな」、大正四年の句である。
 もう一句は昭和十七年の句で、
 「さむざむと日輪あそぶ冬至かな」。