門前の雲をふむべく年あらた

 朝、6時ごろに雪が降り始めていた。
 8時頃に止むと、一面の雪景色になった。
 新年は雪景色で迎えた。最低気温−1℃、最高気温4℃。
 雪が止むと晴れた。青空で陽射しは強い。 
 
 元旦は朝雑煮を食べる。
 雑煮にはハマグリと三つ葉と白と赤の蒲鉾が入っている。
 汁は澄まし汁で丸餅を煮込んでいる。
 雑煮を食べると不思議と正月らしい気分になるものです。
 
 「門前の雲をふむべく年あらた
 「年むかふ門にそびえて駒嶽(こま)の嶮

 飯田蛇笏の俳句で、句集「白嶽」の昭和十五年(1940年)の句である。
 句集を読むと、蛇笏はこの年の春、朝鮮、中国に出かけている。
 京城、安東、満州、錦洲、北京の地を踏んでいる。

 「悔いもなく古年うせる侘寝かな」という蛇笏の昭和4年の句がある。
 寝正月の句でしょうか。

 新年あけましておめでとうございます!