「みすず」読書アンケート3

 月刊「みすず」2015年1・2月合併号の毎年恒例の読書アンケートを見る。
 読んだ本のコメントを読むのは興味深いものだ。

 関川夏央『子規、最後の八年』(講談社)とドナルド・キーン正岡子規』(角地幸男訳・新潮社)へのコメントを江口重幸氏(精神医学)がしている。 
 江口氏のコメント。
 《子規とケアについてまとめなければならず、それを好機に未読だった二冊を読む。まったくスタイルは異なるが、子規のことを書くと皆熱を帯びてくるのがわかる。とくに前者では同時代を横断するさまざまな側面を教えられ、何倍も楽しむことができた。》
 関川夏央さんが、たとえば、同書での明治19年の長崎事件、これは関川さんは日清戦争の前哨戦であったと観ていましたね。

子規、最後の八年

子規、最後の八年

正岡子規

正岡子規